狂言鑑賞・・・その時、カズハは!?

お母さんに会って食欲出てきた!

今日は、まつもと市民芸術館で『万作の会・狂言公演』があった。もちろん、私の師匠も出演するので、観に行った。いつもなら、大好きな狂言鑑賞で楽しみなんだけど、今日はちょっと複雑。
それは、公演中ホールの別室でべビーシッターさん(?)が子どもを見てくれるという託児サービスを利用することにした。最近ママっ子で、ばあばにあずけるのも怪しかったカズハにとって、知らないところへ初めてあずけるのはとっても不安。今日は、カズハを含め4歳2歳の男の子と3人の利用だった。まず、おもちゃが用意された部屋へ行くと、他の2人は泣き始めたにもかかわらず、カズハはこれからどうなるか分からないため1人おもちゃで遊びだした。「みんな何泣いてるの?こんなにいっぱいおもちゃあるのに!ぼく独り占めしちゃうよ!」と言わんばかりにはしゃいでいた。その隙に私は退室。
2時間後、公演が終わり部屋に行くと、他の2人はお母さんのもとへ走っていったにもかかわらず、カズハは「おっ!」と私を指差しただけで、おもちゃと遊んでいた。ちょっとショック!でも、ベビーシッターのおばちゃんに聞いたところ、私がいなくなった20分後くらいに周りにつられて30分くらい泣いたらしい。3人の大合唱だったとか。それから夕飯におにぎり3個とからあげ・いちご等のプレートが配られたが、カズハはほとんど食べていなくて、おにぎりを積んで遊んだりした残骸が残っていた。すると、私が行った途端に食べ始めたカズハ。安心してお腹もすいてきたのだろうか。カズハから離れるときは平気だった私も迎えに行ったときは、少しうるっときてしまった。見てくれたおばちゃんも、3人の行動に感動したらしく涙しながら2時間の様子をお話してくれた。ずっと大泣きするだろうと思っていたので、まぁまぁおりこうに待っててくれてうれしかった。
さて、今回の狂言「舟渡むこ」「釣針」は面白かった。また座席が上手側横の中2階(?)だったので、能楽堂では見ることができない角度からの観賞で、先生たちの足の動きなどもよく見えてとっても勉強になった。また狂言に囃子も盛り込まれた舞台で見ごたえがあった。今回の公演では、狂言を初めて見る人が半分くらいいたので初心者には分かりやすく面白いものだったと思う。これで、松本にも狂言ファンができたのでは?!と思うととってもうれしい♪
帰りに楽屋口で先生と立ち話。そのあと萬斎先生ファンにまぎれてお見送りをした。萬斎先生も手をふるカズハには笑顔でふりかえしてくれた。お母さんがにんまり♪したひととき。笑。
みんなのおかげで、私も久しぶりに公演を見ることができました。久しぶりに狂言を見て大笑いし、とっても楽しい時間を過ごすことができました。カズハにはつらい思いをさせちゃったけど、今日もらった元気でまた明日からの子育てガンバリマス!