植樹式

aoniyoshi2005-05-04

実家の畑は、家から車で30分ほど行った吉野にあります。お義父さんが退職後、趣味で始めた畑にはたくさんの野菜が作られていて、わが家にいつも送ってくださります。いわば、今となっては野菜作りの師匠です!


さて、その畑の一角にカズハ誕生を記念して植樹をすることにしました。お姉さんの子供(サクラちゃん)も昨年11月に誕生し、名前にちなんでサクランボの木を4月に植樹したそうです。カズハは何の木にするかと悩んだ結果、梅の木にしました。お義父さんは子供が取って食べられる果物の木がよかったようで、長野県にちなんでリンゴの木という案もあったのですが、万葉集には梅を詠んだ歌が多いことから万葉集にちなんで梅の木にしました。しかも、申年の梅干は縁起物だし・・・。もちろん花を楽しみ、梅がなったら砂糖漬けや梅干、梅酒を作ってあげようと思います。
(お義父さんがカズハが実をとって食べられないのはかわいそうだと、一緒にミカンの木も植えました。)


『万葉梅(カズハウメ)』
立て札には、大伴家持が詠んだ万葉集を書きました。
今日(けふ)降りし  雪に競(きほ)ひて  我が宿(やど)の
              冬木(ふゆき)の梅は  花咲きにけり

意味: 今日降った雪になんか負けてなるかと、私の庭の梅の木が花を咲かせました。

カズハにも、困難なことがあっても負けずに花を咲かせて欲しいという願いを込めて、この歌を『万葉梅』に添えました。